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クラス合唱での指揮のやり方|超初心者指揮者になった人はこちらを!

「クラス合唱の指揮者になったけど、何をすればよいか全く分からんぞ!」

「周りの人に勧められて指揮者になったけど自信がない…」

という超初心者の方に向けて、合唱指揮者は具体的にどんなことをしていけば良いのかを説明していきます。

目次

やること一覧

クラス合唱の指揮者には、やらなくてはならない事がいくつかあります。

  • 練習計画を立てる
  • 練習メニューを考える
  • 練習を仕切る
  • 楽曲を分析する
  • 練習・本番で指揮を振る
  • 伴奏者と合わせをする(伴奏があれば)

学校・クラスによって若干の違いはあると思いますが、こんなところです。

以下では、上記課題を上手にこなすコツ・考え方をお伝えしていきます。

練習計画を立てる

まずは練習計画(いつまでに何をしておくか)を把握します。

合唱の練習は、ざっくりと以下のように区分できます。

  • 各パートで音をとる
  • 全体での合わせに慣れる
  • 楽曲を作りこんでいく
  • 本番前の微調整

練習開始の日から本番まで1~2か月あると思いますが、その期間を上のステップに分けて考えてみましょう。

そうすることで、大体の練習期間のめどが立ちます。

クラス合唱だと、音取りに結構時間をとられます。

その時は、各パートの旋律だけを追った音源があると、音取りが捗ります。

練習メニューを考える

大まかな練習計画を立てたら、今度は日々の練習メニューを考えます。

合唱の練習は、ほぼ以下の3要素に尽きます。

  • 発声練習
  • パート練習
  • 全体練習(合わせ)

その日に確保できる練習時間や、合唱団の状況によって、以下のような振り分け例が考えられます。

練習スケジュール例

練習初期:とにかく音を取る

発声:パート:全体=20分:30分:10分

練習中期:合わせに慣れる

発声:パート:全体=10分:20分:30分

練習後期:音は取れたので、表現を付けていく

発声:パート:全体=10分:25分:25分
発声:パート:全体=10分:10分:40分

こんな感じで、今自分たちがどんな時期にいるのかというのを考えながら決めると良いです^^

練習を仕切る

これは指揮者のやること…というよりも、練習を仕切るときの心構えみたいな話です。

それは非常に簡単で、以下の2点を意識することです。

  • 指揮者はリーダーである
  • 指揮者と合唱団(クラスメイト)は対等な立場である

1:指揮者はリーダー

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、指揮者は合唱団のリーダーです。

あなたはリーダーとして、合唱団に進む方向を示す必要があります。

それは曲作りの方針だったり、歌い方だったり、練習の進め方だったりと色々あるのですが、あなたがリーダーとして合唱団を引っ張っていかなくてはいけません。

ただしこれは、1から10まで全て指揮者が独断で決めろと言っているわけではありません。

状況に応じて、パートリーダーや伴奏者、クラスメイトに相談をしましょう。

ですが、最後に決定する(=責任をとる)のは指揮者です。

2:合唱団と対等

指揮者はリーダーではありますが、合唱団とはあくまで対等の立場で接するべきです(クラス合唱や部活動での話です)。

指揮者だからといって、命令口調や、高圧的な物言いをしていると、合唱団はすぐに付いてきてくれなくなります。

まぁそんな人はレアなのかもしれませんが…

とりあえず、指揮者と合唱団は対等な立場なんだという意識を、頭の片隅にでも入れておいてください^^

楽曲を分析する

指揮者になった以上、楽曲分析は避けて通れません。

楽曲分析については、こちらの記事が詳しいので、参考にして下さい.

練習・本番で指揮を振る

いちばんイメージしやすい指揮者の仕事ですね。

指揮の振り方については、以下に詳しく書きました。参考にして下さい。

伴奏者と合わせをする

演奏曲がピアノ付きの場合の話です。

よく覚えていて欲しいのは、「伴奏は1つのパートである」ということです。

  • ソプラノ
  • アルト
  • テノール
  • バス
  • ピアノ(伴奏)

このように考えてください。

伴奏というとつい、合唱に合わせて勝手に弾いてくれるものみたいに考えてしまいがちです(特にクラス合唱だと)。

ですが、ピアノ伴奏も1つのパートであり、合唱団に歌い方の指示をするのと同様、伴奏者にもどのような演奏にしたいかというのをよく話しておきましょう。

あるいは、伴奏者の方が音楽に詳しければ、積極的に相談に乗ってもらいましょう

ただし、あくまで相談に乗ってもらうだけで、最終的に諸々の判断をするのは、リーダーである指揮者の仕事です。

(誤解無いように書いておきますが、偉そうにするという意味ではないです。指揮者が”責任感を持って”あらゆる決定を下す、という意味です。)

まとめ

超初心者の方に向けて、練習の進め方などを説明してみました。いかがでしたか?

以下の6つについて、改めて、どんなことが書いてあったか思い返してみてください。

  • 練習計画を立てる
  • 練習メニューを考える
  • 練習を仕切る
  • 楽曲を分析する
  • 練習・本番で指揮を振る
  • 伴奏者と合わせをする(伴奏があれば)

恐らくですが、難しいと感じるところもあったかと思います。

そんなときや、あとは「●●なときはどうすればいいんだろう?」となったときは、以下からお気軽に質問してください。

全力でアドバイスさせていただきますので^^

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