合唱コンクールで指揮を振る事になったけど、どうしたらよいかわからない人へ

2021年6月6日追記

記事を若干修正しました。以前よりも読みやすく、わかりやすくなっているはずです。

読んだらぜひ感想コメントをいただけると嬉しいです(*^^*)

 

こんにちは、あさぺんです。

「1か月後に合唱コンクールがあるんですが、どうしたら指揮が上手くなりますか?」

という質問を沢山いただきます。

 

そこで今回は、

本当に何をやっていいかさっぱり分からないよ!って人のための

とりあえずこれやっとけばなんとかなる講座

をお伝えしていきます。

1.しっかりと立つ

まずはしっかりと立つことから始めてください。

 

これ、簡単そうで意外とできません。

私たちは、自分ではしっかり立っているつもりでも、猫背だったり、左右に傾いていたり…

実はまっすぐに立てていないんですね。

 

それを簡単に確認できるのが、壁を使ったチェック方法です。

【姿勢チェック法】
かかと、ふくらはぎ、おしり、肩甲骨、後頭部
これらを壁にピタッとくっつけてください。

くっ付けましたか?

くっつけたら、それがあなたにとってのまっすぐの姿勢です。

もし、その姿勢に違和感があれば、普段の立ち方に何らかの不具合があります。

そういう場合は、日頃から姿勢に注意してみて下さい。

2.指揮の構えを確認する

続いて、指揮の

基本の”構え”

を徹底的に体に染み込ませます。

 

まず、ひとつ上で説明した良い姿勢を作ります。

そしたら、両手をグーにして腰骨の上に置いてください。

ちょうど

「小学校の時の”前へ倣え”の先頭の人」

みたいなポーズです。

 

そうしたら、

その脇の広がりを保ったまま、両手をみぞおちの前まで移動させます。

 

腰骨の上にあった手を、身体の前面へもってきて、みぞおちの高さで止める感じです。

そのときに、脇の広がりを保ったままというのがポイントです。

 

出来ましたか?

出来たら、これが指揮の基本の構えになります。

【構えの作り方(簡略ver.)】
1.姿勢を良くする
2.両手をグーにして、腰骨の上に乗せる
3.脇の広がりを保ったまま、みぞおちの高さまで上げる

★前に出した時の手は、軽く開いている程度で構いません。

3.基本の動きを反復練習する

姿勢、構えときて、最後に”動き”です。

自分が振ることになる拍子の基本的な動きを反復練習して、しっかりと体に染み込ませましょう。

4拍子の曲なら4拍子の動きを、3拍子なら3拍子の動きを身につけるということです。

 

練習の流れとしてはこんな感じです。

  1. 良い姿勢をつくる
  2. 構えをつくる
  3. 利き手だけで振る
  4. 反対の手だけで振る
  5. 両手で振る

練習を始めたばかりのころは、適当なテンポ、自分の振りやすいテンポで構いません。

頭の中で曲をイメージしながら練習するのも良いでしょう。

 

2~3日やって慣れてきたら、メトロノームでテンポを刻みながら振る練習をして下さい。

まずはテンポ60とか80とかで練習してみて、最終的には自分の指揮する曲のテンポで練習しましょう。

(メトロノームは無料アプリが沢山出ています。)

 

また、指揮の大きさについても補足をしたいのですが、ここでたくさん書くと混乱してしまうと思うので、詳細は記事の最後に記載しておきます。

ここでは、自分が”自然に(楽に)振れる大きさ”で練習してください。

 

一応、4拍子の基本動作を画像で載せておきますね(青線が腕の動きを表しています)。

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(画像の人は腕を開いていますが、この腕の開きは無視してください笑)

大分ざっくりとした説明図ですが、4拍子の基本はこんな感じです^^

(図は、向かい合った姿を想定しています。図の矢印の通りの方向に振っていただければOKです。)

 

あと、ライバルに差をつける重要なポイントを1つだけ紹介します。

それは、

打点を全て同じところで打つ

です。

注:ここでいう打点とは、拍を打つ瞬間の動作のことです。

上の図だと、2拍目の青線がクインと曲がっている部分といえばわかりやすいかな?

指揮に慣れていない人、練習が不十分な人は、打点がブレがちです。

打点がブレると、合唱団が走るようになったり、伴奏と合わなくなったりとあまりいいことがありません(もし指揮が速いとか合唱がずれてると言われたら、打点がブレている可能性もあります)。

 

もちろん打点をズラして振る方法もあるんですが…

慣れないうちや練習段階では、

  • テンポキープのしやすさ
  • 強弱変化のつけやすさ
  • 指揮者の振りやすさ

の観点から、打点を固定して練習することをお勧めします。

目次

まとめ

「何をやればいいかさっぱりわからない!!助けて!!」

というあなたは、まずは上記3つを丁寧に押さえてください

  1. 姿勢
  2. 構え
  3. 基本動作

ものすごく初歩的で基本的なことですが、例えば他のクラスの指揮者を観察してみてください。

恐らくですが、姿勢は中途半端だし、構えはみんなバラバラだし、基本動作もなってない(=我流)と思います。

 

ですから、まずはこれら基本をちゃんと身につけライバルに差をつけましょう

それができたら、曲の解釈とか、その解釈に合わせた振り方を工夫してみると良いかと思います。

 

それで、この記事を読んで、

もっと上級なことを知りたいぜ

と思った場合は、前の記事に戻ってみて下さい。

合唱コンクールで使える指揮のコツ|振り方編

以上「とりあえずこれやっとけば大丈夫講座」でした。

ぜひ感想コメントを残していってください(*^^*)

 

………

 

……

 

 

でも、

「前の記事じゃあ情報不足だ!もっと基礎から指揮を身につけたいんだ!」

という将来有望な人もいるかもしれません。

そういうあなたは、ぜひ

下の記事から「合唱指揮法独学講座」を読んでみて下さい。

合唱指揮法独学講座0|概要
(詳細はこちらをクリック!)

この講座に書かれている事は、
決して1か月やそこらで身につくことではありません。

ですが、ここに書かれている事の7割でも理解して、
5割でも実践することができれば、
あなたの指揮は相当大化けするはずです。

ということで、気になる方はこちらをどうぞ。

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それでは!

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この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 匿名 より:

    教えてれてありがとう
    また教えてね✴✨☀☁⛅☔⛄❄⚡
    やくにたったよ(^-^)/

    • あさぺん より:

      匿名さん

      コメントありがとうございます!
      お役に立てたようでなによりです^^

  • まるりる より:

    コレ見て、指揮者のオーディション合格出来ました!!
    本当にありがとうございます((o(。・ω・。)o))

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