初心者でも合唱指揮の左手の振り方が分かるように説明します(続)

前回の、「初心者でも合唱指揮の左手の振り方が分かるように説明します(1)」の続きです。「右手はリズム、左手は表現」の先入観を取っ払ったところで、「じゃあどうやって両手で振るのか?」という話をしていきます。

両手指揮の振り方

前回の記事を読んでいない方はこちらからどうぞ!

 初心者でも~説明します(1)

ということで今回は、

どうやって両手で振るのか

どうしたら両方の手を上手く使えるようになるのか

という話です。

 

両手で振れるようになるための方法

一番早く、手っ取り早いのは、

上手い指揮者の真似をする事

です。

 

上手いと思った指揮者の振り方を徹底的に真似する、
これを当サイトではモデリングと読んでいます。

モデリングについては、
以前こちらの記事に細かく書いたのですが、

改めて、モデリングの仕方を簡単に紹介すると、
例えば、前回も紹介したこの動画。

この指揮者の振り方がいいなぁと思ったら、
この指揮者の真似をしていきます。

この動画は60分近くありますから、
さすがに全部をやろうとするのは無理だと思います。

 

ですので、まだ指揮をやって日が浅い人は、
この動画の内の「この部分は特にかっこいいな!」
って部分を抽出して、真似してみると良いかと思います。

例えば、2:00~3:00の間を徹底的に真似するとか、
25:00~からひたすら真似してみるとか。

このように時間を決めて、その間を徹底的にコピーするというのは、
区切りも付けやすいためオススメですよ。

 

ここまで淡々とサラリと説明してきましたが、
この方法は正直とても強力で、
これやるだけで指揮の上達率はものすごい事になります

例えばあなたが、
中学校や高校、あるいは大学の合唱部の指揮者で、
部内に先輩指揮者がいると仮定します。

その先輩は自分よりも到底上手い指揮を振るとしましょう。

あなたがもし、このモデリングという方法を
真剣に、丁寧に、徹底的に継続することができれば、
3~6か月であなたの指揮は先輩を抜きます

もちろん、合唱団との呼吸の合わせ方とか、
そういった技術は経験の分だけ劣るかもしれませんが、

単純に指揮だけ見たときに、
先輩を軽く飛び越えられるはずです。

僕がそうでした(照)

ということで、
ぜひあなたもモデリングに取り組んで、
先輩の指揮を追い抜いちゃってください!

 

あ、あともう1点、
両手で振れるようになる練習を紹介しときます。

 

それは、

左右片手だけで指揮を振る

練習方法です。

これはどういう練習方法かというと、
左右の手一本ずつで指揮を完璧に振れるようにし、最後に両手を合わせてみる
という手法です。

重要なのでもう一度、心の中で唱えながら読んでください。

左右の手一本ずつで指揮を完璧に振れるようにし、最後に両手を合わせてみる

 

具体的に説明すると、

①【右手だけで】曲の頭から終わりまでを振れるようになる

②【左手だけで】曲の頭から終わりまでを振れるようになる

③【両手で】曲の頭から終わりまでを振れるようになる

 

この練習のミソは、

①と②の完成度をどれだけ高められるか

にあります。

ポイントは、ただ拍を取るのではなく、

実際に合唱団を想定して、片手だけで全ての指示を出し切る

です。

本来なら両手で振るものを片手で振るわけですから、
どこかで不都合が生じます。

例えば、
左右反対にいるパートに同時に入り指示を出さなきゃいけない
なんて場合がそれに当たります。

片手しか使用してはいけないので、
そういう時は頭を使います。

「どうしたら、片手だけでも同時に指示を出せるんだ?」
ってのを考えるんですね。

折角ですから、実際にちょっと考えてみましょう!

混声合唱で言えば、
ソプラノとバスに同時に、
それも右手(左手)しか使えない状態で指示を出すって感じです。

 

………

……

 

考えてみましたか?

これに関しては、正解は1つではありません。

思いついただけの正解があると思って構わないですし、
下に書いたのも一つの例として捉えて欲しいんですが、

あえて例を挙げるなら、

入り指示を出す数拍前から、指揮とアイコンタクトで両パートの意識を集める

こんな感じです。

数拍前から、「いくよいくよ~!」という視線を
ソプラノとバスに送っておきます。

腕の動きも、彼らの意識を集められるよう、
少し加減速を付けて、粘っこく動かします

そして、両パートの注目が集まったところで、
身体の中心(各パートの中間点)で指揮を振るのです。

こうすることで、腕が一本しか使えなくても、
両パートに入り指示を出すことができます。

 

で、右手オンリーの練習が終了したら、
今度は左手オンリーで練習してみます。

左手だけの時も、
自分が表現したい事は全て表現しきれるように、
腕の動かし方を考えていくのです。

(最初に右手で考えているので、それをトレースできればOKです!)

※最初は利き手からやるといいですね!

 

左手でも一通り楽曲全体を振ることができるようになったら、
今度は両手を使って指揮を振ってみましょう。

 

片手ずつの練習の錬度にもよりますが
左右それぞれの手の自由度はかなり増すはずです。

 

なんたって、
先ほどは片手で沢山のパートに指示を出していたのが、
両手を使えるようになるわけですからね、

今この場で想像しただけでも、
相当振りやすくなることが分かると思います。

 

更に、このような練習を続けていると、
利き手じゃない方の筋肉も徐々についてきて、
両手指揮の精度がどんどん上がっていきます。

 

まとめます

指揮を振るうえで大切なのは、

  • 形式を守る < 音楽の世界観を伝える
  • 形式に縛られるくらいなら、自由に振りましょう!
  • モデリングなら3~6か月で先輩を追い抜ける
  • 左右一本ずつ振ることで、両手の有難味が分かる(笑)

とこんな感じです。

ではでは~。

p.s.

もっと詳細が知りたい!直接教えてほしい!
という方がいればどしどしご連絡ください。

TwitterのDMだと返信が早いです^^

これまでに、

中学校の吹奏楽部の指揮者さん(女性)
高校のクラス合唱の指揮者さん(女性)
高校の合唱部の指揮者さん(男性+女性)
大学の合唱部の指揮者さん(男性+女性)

と相談をいただいているので、
割と安心してお声がけいただいて大丈夫です。

僕自身、皆さんと年もそんなに離れていませんし、
近い目線に立って相談に乗れると思いますよ!

それではこの辺で。

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