初心者でも合唱指揮の左手の振り方が分かるように説明します(続)

前回の、「初心者でも合唱指揮の左手の振り方が分かるように説明します(1)」の続きです。「右手はリズム、左手は表現」の先入観を取っ払ったところで、「じゃあどうやって両手で振るのか?」という話をしていきます。

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両手指揮の振り方

前回の記事を読んでいない方はこちらからどうぞ!

 初心者でも~説明します(1)

ということで今回は、

どうやって両手で振るのか

どうしたら両方の手を上手く使えるようになるのか

という話です。

 

両手で振れるようになるための方法

一番早く、手っ取り早いのは、

上手い指揮者の真似をする事

です。

 

上手いと思った指揮者の振り方を徹底的に真似する、これを当サイトではモデリングと読んでいます。

モデリングについては、以前こちらの記事に細かく書いています。

 

もう一度、改めてモデリングを説明しておくと、、、

例えば、前回も紹介したこの動画。

この指揮者の振り方がいいなぁと思ったら、この指揮者の真似をしていきます。

 

あとは、佐渡さんとか。

振り始めとかビビりますよ(僕は大好きです笑)。

 

あとは、淀港グリーの高島先生とか。

合唱団を振っているので、分かりやすいかもしれませんね。

とりあえずオススメを上げてみました。

 

まだ指揮をやって日が浅い人は、これらの動画の内の

「この部分は特にかっこいいな!」

って部分を抽出して、真似してみると良いかと思います。

 

例えば、佐渡さんの振り始めをひたすら練習するとか。

 

…ええ、僕はやったことがありますよ(笑)

 

短い部分を徹底的にコピーするというのは、練習方法として非常におすすめです。

ここで紹介しているモデリングの手法は、正直とても強力です。

集中力にもよりますが、これやるだけで指揮の上達率はものすごい事になります

 

例えばあなたが、中学校や高校、あるいは大学の合唱部の指揮者で、部内に先輩指揮者がいると仮定します。

その先輩は自分よりも到底上手い指揮を振るとしましょう。

 

あなたがもし、このモデリングという方法を真剣に、丁寧に、徹底的に継続することができれば、

3~6か月であなたの指揮は先輩を抜きます

 

もちろん、合唱団との呼吸の合わせ方みたいな技術は、経験の分だけ劣るかもしれませんが、

単純に指揮だけ見たときに、先輩を軽く飛び越えられるはずです。

 

僕がそうでした(照)

ということで、ぜひあなたもモデリングに取り組んで、先輩の指揮を追い抜いちゃってください!

 

あ、あともう1点、両手で振れるようになる練習を紹介しときます。

 

それは、

左右片手だけで指揮を振る

練習方法です。

 

これはどういう練習方法かというと、左右の手一本ずつで指揮を完璧に振れるようにし、最後に両手を合わせてみるという手法です。

 

重要なのでもう一度、心の中で唱えながら読んでください。

左右の手一本ずつで指揮を完璧に振れるようにし、最後に両手を合わせてみる

 

具体的に説明すると、

①【右手だけで】曲の頭から終わりまでを振れるようになる

②【左手だけで】曲の頭から終わりまでを振れるようになる

③【両手で】曲の頭から終わりまでを振れるようになる

 

この練習のミソは、

①と②の完成度をどれだけ高められるか

にあります。

 

ただ拍を取るのではなく、

実際に合唱団を想定して、片手だけで全ての指示を出し切る

です。

 

本来なら両手で振るものを片手で振るわけですから、相当難しい課題です。

 

例えば、左右反対にいるパートに同時に入り指示を出さなきゃいけないなんて場合。

片手しか使用してはいけないので、こういう時は頭を使わないといけません。

どうしたら、片手だけでも同時に指示を出せるんだ?

ってのを考えるんですね。

 

折角ですから、実際にちょっと考えてみましょう!

混声合唱で言えば、

・ソプラノとバスに同時に

・それも右手(左手)しか使えない状態で指示を出す

って感じです。

 

………

……

 

考えてみましたか?

これに関しては、正解は1つではありません。

思いついただけの正解があると思って構わないですし、下に書いたのも一つの例として捉えて欲しいんですが、

あえて例を挙げるなら、

入り指示を出す数拍前から、指揮とアイコンタクトで両パートの意識を集める

こんな感じです。

 

数拍前から、「いくよいくよ~!」という視線をソプラノとバスに送っておきます

腕の動きも、彼らの意識を集められるよう、少し加減速を付けて、粘っこく動かします

そして、両パートの注目が集まったところで、身体の中心(各パートの中間点)で指揮を振るのです。

 

こうすることで、腕が一本しか使えなくても、両パートに入り指示を出すことができます。

 

で、右手オンリーの練習が終了したら、今度は左手オンリーで練習してみます。

 

左手だけの時も、自分が表現したい事は全て表現しきれるように、腕の動かし方を考えていくのです。

(最初に右手で考えているので、それをトレースできればOKです!)

※最初は利き手からやるといいですね!

 

左手でも一通り楽曲全体を振ることができるようになったら、今度は両手を使って指揮を振ってみましょう。

 

片手ずつの練習の錬度にもよりますが、左右それぞれの手の自由度はかなり増すはずです。

 

なんたって、先ほどは片手で沢山のパートに指示を出していたのが、両手を使えるようになるわけですから。

今この場で想像しただけでも、相当振りやすくなることが分かると思います。

 

更に、このような練習を続けていると、利き手じゃない方の筋肉も徐々についてきて、両手指揮の精度がどんどん上がっていきます。

まとめ

指揮を振るうえで大切なのは、

形式を守る < 音楽の世界観を伝える

  • 形式に縛られるくらいなら、自由に振りましょう!
  • モデリングなら3~6か月で先輩を追い抜ける
  • 左右一本ずつ振ることで、両手のありがた味が分かる(笑)

とこんな感じです。

ではでは~。

 

p.s.

もっと詳細が知りたい!直接教えてほしい!
という方がいればどしどしご連絡ください。

TwitterのDMだと返信が早いです^^

これまでに、

  • 中学校の吹奏楽部の指揮者さん(女性)
  • 高校のクラス合唱の指揮者さん(女性)
  • 高校の合唱部の指揮者さん(男性+女性)
  • 大学の合唱部の指揮者さん(男性+女性)

(最近はもっと増えました。書くのが大変なので省略します。)

と相談をいただいているので、割と安心してお声がけいただいて大丈夫です。

僕自身、皆さんと年もそんなに離れていませんし、近い目線に立って相談に乗れると思いますよ!

それではこの辺で。

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こちらの記事もどうぞ

2 Responses to “初心者でも合唱指揮の左手の振り方が分かるように説明します(続)”

  1. 大学のOB会合唱団で指揮をしてくれているOBが右手だけで振るのですが、表現と拍がごちゃごちゃで歌えなくて困っていました。
    本番は左も使うと言ってまして。
    「過去に芸大助教授に教わった」と言うものですから誰も文句を言い出せませんでした。
    ネットができない方なので、プリントして郵送させてもらいます。

             
    ありがとうございます。

    • 合唱人さん

      コメントありがとうございます。

      実際の指揮を見ていないので想像での返答になりますが、確かに、練習では右腕しか使わないのに、本番では左腕も使うというのは分からない話ですね。

      「両腕を思い通りに振れない」
      「両腕での振り方が分からない」

      辺りなら分からなくもないですが、でしたら本番も片腕だけでやらないと、合唱団が混乱しますもんね。このサイトが何かしらの参考になればよいのですが…

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