品の良い姿勢は指揮者にとって不可欠なものですが、美しい姿勢を作るためには上半身への注意だけでは不十分です。建物は土台が命なように、人の姿勢もまずは下半身:土台作りからしっかり行う必要があります。
下半身から姿勢を作る
指揮者には品の良い姿勢が求められますが、その第一歩はやはり下半身からきていると考えています。しっかりとした足腰で上半身を支えられているからこそ、腕の動きにも軸が生まれる。そのためにも、日頃の基礎練から「立ち姿」ってのは意識していないといけませんね~。
— あさぺん@合唱指揮者 (@asapen_corus) August 3, 2016
しっかりとした美しい姿勢を作るためには、
上半身を意識するだけでは不十分なので、
土台となる下半身をきちんと作り上げることが必要です。
上半身もそうですが、下半身を意識するというのも
一朝一夕で身につくものではないため、
日頃の練習時から下半身へ意識を送ってあげることが必要です。
下半身からの姿勢の作り方
オススメの立ち方は、かかとからお尻まで、脚の裏側をピシッとくっつける方法です。足の裏側の筋肉は全て内側に巻き込む方向で力を加えてあげる、そうすることでどんな人でもスラッとした下半身を手に入れられます。(もっというと、この立ち方だと足が長く見えます・笑)
— あさぺん@合唱指揮者 (@asapen_corus) August 3, 2016
また、脚の裏側を内側に巻き込む力を加えることで、強制的に上半身が起きるのもこの立ち方の利点です。やってみると分かりますが、脚をきちっと付け、脚の裏側を意識してやるだけで、驚くほど背筋がピンと伸びるのです。
— あさぺん@合唱指揮者 (@asapen_corus) August 3, 2016
ピシッとした下半身を作るためには、
まず両足をくっ付けて立って、脚の裏側に意識を向ける必要があります。
この「脚」とは、感じからも分かる通り
「FOOT」ではなく「LEG」の事です。
「足」ではなく「脚」の事を指していますので、
そこだけ誤解なきようお願いします^^
で、脚の裏側に意識を向けたら、
お尻からかかとまで、裏側の筋肉を内側にキュッと巻き込みます。
最初の頃は、もう全力で巻き込んじゃってください。
全力で足の裏側を内側に巻き込むと、
お尻が持ち上がって、腰がちょっぴり浮く感じがするはずです。
さらに、
背中の辺りも、心なしか内側に巻き込まれていく感じがするはずです。
最初の頃は、背中への感覚まではたどり着けないかもしれませんが、
お尻が持ち上がって、腰が浮く感覚がつかめれば大体OKです。
底辺作り、図形の練習に取り入れる
下半身を作れたら、今度は上半身を作ってください。
上半身については、底辺の作り方と合わせてみてもらった方が良いので、
参考記事を載せておきますね。
参考記事:
で、、、
上半身が作れたら、その姿勢のまま
底辺作りや、図形の練習を行ってください。
底辺作りや図形の練習と組み合わせて行うことで、
姿勢 × 底辺 × 図形
の相乗効果が起こり、全ての項目の精度がどんどん上がっていきます。
これを狙ってほしいのですね。
脚の裏側をキュッと巻き込むなんてのは、
普段の生活でなかなかしない行為なので、
その分忘れがち、というかなかなか習得できなかったりするかもしれません。
だからこそあえて、底辺や図形といった、
指揮の事に全神経が集中しているときに、一緒に行ってほしいのです。
そのうち、底辺を作ると自然にお尻をキュッと占めるようになってますから(笑)
まとめ
品の良い姿勢というのを、下半身の観点から説明しました。
この下半身を習得すると、指揮の時だけでなく私生活にも良い影響があって、
脚がちょっぴり長く見えるようになります。(ほんとです。)
脚の裏側を巻き込んで締め上げることによって、
お尻が持ち上がるって説明しましたよね?
アレです。
アレによって、腰の位置が高くなるので、
相対的に脚が長く見えるようになるんですよね!
オススメですから、ぜひやってみてください^^
というのは余談ですが(笑)、
私生活はもちろんのコト、指揮には不可欠な要素ですから、
練習の時にはしっかりと意識して、品の良い姿勢を身につけてください♪
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