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合唱団の声を聞き分ける耳トレーニング

こちらでは、複数のパートの音を聞き分け、的確な指示を出すためのトレーニング方法をお伝えしていきます。絶対音感が無くても、複数のパートの音を聞き分け、音楽的な指示を出すようになれる訓練方法を伝授します!

目次

音を聞き分けるトレーニング

指揮者をやる以上、音を聞き分ける耳ってのが、どうしても必要になってきます。

 

もちろん、絶対音感を持っていれば、それはそれで楽なのですが、

そんな便利なものもっとらん!っての人の方が多いんじゃないかな?

というのが僕の印象です。

 

事実、僕も最初の頃は、音が聞き分けられなくて苦労しました^^;

 

ということで、今回はそんな耳の鍛え方、トレーニング方法についてのお話です。

 

今回紹介するトレーニングは2つ。

  1. 耳をコピーする
  2. 周波数単位で聞き分ける

 

では、1つずつ説明していきますね。

 

1.耳をコピーする

耳をコピーするというのは、

もうちょっと言葉を足すと、他の指揮者の耳をコピーするという事です。

 

何のことだかさっぱりって感じですよね。

もうちょっと読み進めていくと、「あーそゆことね!」って分かってもらえると思いますので、

今はもう少しご辛抱を^^;

 

では、具体的な説明に入っていきます。

まず、この「耳をコピーする」練習方法では、

自分以外の指揮者の練習の映像や録音を使用します。

 

で、その練習の映像や録音をチェックするのです。

 

どういう点をチェックするかというと、

指揮者の指示の前後で、合唱団の声がどう変わったか

というところです。

 

例えば、指揮者が

「ソプラノ、今のところちょっと音が低い。もう少し高く。」と

指示を出したとしますね。

 

そしたら、その前後で、ソプラノの音がどう変わったかをチェックするのです。

 

低いといわれた、ソプラノの音と、

その後に改善されたソプラノの音をチェックします。

 

この時に大事なのが、

自分の耳で前後の違いを認識できるまで聴く

という事なんですね。

 

「自分の耳には、指示の前後で音が変わったとは思えないけど、

まぁ大体そうなんだろう」ではなく、

 

「あぁ、確かにこの時のソプラノは低いわ!

で、指示の後できちんと音が改善されている。」

ってのが、はっきりと認識できるまで聴くことがポイントです。

 

こうすることによって、

あなたはその指揮者の耳をコピーすることができるのです。

 

これが、耳をコピーするということの意味です。

 

で、この練習をするときに大事なのは、どの指揮者をお手本にするかってことです。

 

ここで、耳の良く無い指揮者を選んでしまうと、非常に残念なことになります。

 

もし、合唱団に他の指揮者がいて、その指揮者が信頼できそうであれば、

そういう方をコピーするのが良いかと思います。

 

あるいは、学校の部活動かなんかで、指揮者の先生がいれば、

そういう方をコピーするのもアリです。

 

もし、合唱団に属していなかったり、身近に他の指揮者がいない場合は、

動画サイトなどで、練習の公開風景を探してくるのが良いでしょう。

 

例えばこれなんかですね。

これは、かの有名なカラヤンで、

しかもオーケストラで、

しかも英語…

という色々な条件が付いて扱いにくいものではあるのですが、

コピーする耳としては世界最高レベルです。

 

こういう動画を見つけるのが良いかと思います。

 

2.周波数単位で聞き分ける

もう一つの耳の鍛え方がこちらです。

 

これはどういうことかというと、例えば、

440Hzの音叉と、442Hzの音叉を交互に鳴らして、

その音の違いを聞き分ける、というトレーニングです。

 

ものーすごく地味な(笑)練習で、しかも効果がなかなか現れないのですが、

確実に効く練習です。

 

ただ、この練習の難しいところが、

まず音叉を2本用意しないといけないところです(笑)

 

あるいは、音叉でなくても構わなくて、

Hzレベルで音をいじる事の出来る機器であれば、この練習は成立します。

 

例えば、

YAMAHA のチューナーなんかを手に入れて、

Hz単位で音を鳴らして、微妙な変化を聞き取るトレーニングをするのも可能です。

 

あとは、合唱団にハーモニーディレクターという機器があれば、

それで色々な和音を鳴らし、そのうねりを聞き取るトレーニングなんかも有効です。

 

まとめ

ということで、2つの訓練方法をご紹介しました。

  1. 耳をコピーする
  2. 周波数単位で聞き分ける

この2つですね。

 

これらは、音楽経験が無かったり、

合唱団の前に出ると、全く音が聞こえなくなってしまう人なんかに

非常に有効な練習ですので、ぜひお試しください!

 

あるいは、これらの方法以外に、

同じ曲を歌っている、複数の合唱団の音源を聴き比べる

というのも、なかなか良い訓練になります。

 

この場合、即比較ができないのがタマにキズですが・・・・・・・・・

 

いくつか方法はありますが、大事なのはとりあえず実践してみること。

どーしよっかなーと迷っているうちは進歩しません^^

ですから、頑張ってください!

 

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